屋内・避難所内などで人が多くいる場合にはマスクの着用、咳・くしゃみの飛沫に注意、換気をこころがける。屋内は土足厳禁、トイレなどからの土足はもってのほかトイレ用履物に。
石鹸やアルコール洗浄を励行、ゴム手袋やゴム長靴も清潔に。食事は加熱されたもの飲料も清潔な容器で。食器の煮沸消毒も可能ならば。
おむつや排せつ物などの処理にも注意をはらう、汚物・残飯や汚水に付着したウィルス・細菌の拡散や蠅や蚊が発生しないよう。扱う場合には常にマスクやビニール手袋を使用。
抵抗力の弱い高齢者や幼児にとっては生命の危険を伴う、感染症の予防からは居住可能な限り在宅避難がよい、避難に際しても居住環境では独立した空間、テントや車中泊も考慮に入る。
冬場は空気感染、夏には蚊・ハエなどによる感染や中毒、熱中症による衰弱も危険。

注意する感染症

風邪・インフルエンザ等の呼吸器感染症
マスクの着用、咳・くしゃみの飛沫を避ける、アルコール消毒、石鹸など手洗い。
ノロウイルス等感染症
下痢、おう吐、吐き気、腹痛など食中毒や感染性胃腸炎、石けんでしっかりと手洗い。
レジオネラ菌による肺炎
災害後のがれきの撤去作業等で吸入し、感染する恐れ、マスク着用。
破傷風
土の中の破傷風菌が傷口に侵入した場合、痙攣や呼吸困難で死に至る非常に危険。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症に関連する関係省庁の情報一覧
新型コロナウイルス感染症に対する企業の対策

マスク・防護服

消毒
消毒用にアルコールが有用、数種のアルコールが市販されているが、消毒用途の、またはエタノールを使う。
似たような名称のメタノール、燃料用などのアルコールは人体には有毒なので、決して間違って消毒用に使わないように。
感染症が蔓延した際に、消毒用のエタノールやマスクが入手困難になる、これからも常に備蓄しておく必要がある。
消毒用エタノールの代用に工業用のエタノールも利用することができる、飲用はできないが、手指の消毒に皮膚の油脂には厳しいが、
むしろそれぐらいで消毒用アルコールより効果があるとウィルス研究者の意見もある。

紫外線照射
紫外線には殺菌したりウイルスのDNAを破壊したりする力がある。
しかしその波長によっては、人間の皮膚や眼球などを傷つけてしまう可能性もある。
人体への直接照射を避け用途に応じた使い方をすれば、その殺菌力は優れ公共、衛生に適する。

最近紫外線の波長が人体に影響を及ぼさないものが開発され、新型コロナウイルスにも有効であることが判明して、その普及が望まれている。
ウシオ電機が開発した『Care(ケア)222』は、波長222ナノメートル(ナノは10億分の1)付近の紫外線を使用するため、人体へは悪影響を及ぼさないと。特殊光源と光学フィルターを独自に開発し、安全性を高めたと公表している。
照明機器のように設置できるので、公共空間、交通機関、食品産業、医療機関への設置が進んでいる。
今後は家庭用にも普及するのではと期待する。