災害時の貴重品の保管、財産の保守。 留守中の火災や盗難から守る、避難所での盗難にも用心が必要。 リスクの分散から企業のデータや資産の分散保存も進んでいる。
「不動産の登記簿」や「通帳や印鑑」 「保険証書」など重要書類は家庭用程の耐火金庫でも、ある程度の大きさ重量があれば災害時の貴重品の保管場所となる。
保険証券など災害時に必要な証書などは、その証券番号と連絡先やデータ、コピーした画像データ等をUSBタイプのメモリに保存して取り出しやすいように。書類や印章等を画像データにしておくと認証される場合など活用しやすい。
* 但し、セキュリティ保護のためにデータを暗号化やパスワードによるロックしておく必要がある。
貸金庫やトランクルームの利用も多くなった。

耐火金庫

耐火金庫といえども、できるだけ火災被害が及ばぬ場所で盗難防止に人目を避ける。

ダイヤセーフ耐火金庫 2キータイプで開錠が可能 DW50-7

キーだけで開錠が可能なタイプなので操作を覚える必要なし。
2個の鍵穴に左用と右用のキーを差込みまわすだけの操作で開閉ができるシステム。
約幅34.6x奥行46.8x高さ51.3cm 内寸約22.6x奥行30.8x高さ36.6cm
内容量25リットル 重量約53Kg  A4サイズ収納可 最上段の引出しを除き、残りの引き出しはレールごと取り外し可能。
付属トレー 7杯 JIS 60分一般紙用耐火試験合格品

Sentry 耐火・耐水金庫(1時間耐火) テンキー式 JFW123GEL

サイズ:幅41.5×奥行き49.1×高さ45.3cm
本体重量:39kg
内寸:幅31×奥行き28×高さ34.9cm 容量:約33.6L(リットル)
米国UL1時間耐火テスト、爆発テストの合格品
施錠:テンキー・シリンダ錠
【原産国】US

トランクルーム

東日本大震災を契機としたリスク分散としてのニーズが増加、特にコンテナを設置した賃貸型のトランクルームが道路沿いに多く見かけられる。日常の使い勝手の良さと地震・津波・火災などの被害を考慮してその立地条件などを選ぶ。
倉庫に預けるトランクルーム :
荷物の出し入れを倉庫業者が行うか、利用者が出し入れする時には倉庫業者の担当者が立ち会う。
出し入れ、点検は倉庫業者が定める営業時間内で受け取りなどの手続きが必要、保管は信頼できる。
レンタル収納スペース型のトランクルーム :
セルフサービス方式で24時間年中無休。ビル屋内や空き地にコンテナボックスタイプなど様々なスタイルで全国に広まっているので、用途、立地、価格など選択範囲が広い。
場所を貸すだけでものを保全しないので保証義務は無い。
 

貸金庫

金融機関にある巨大な金庫のスペースの一部を個人や法人に貸し出し、貴重品を預かるサービス。預金通帳、印鑑、不動産関連の書類などに加え、貴金属や宝飾品などを預けることが多い。 
利用料金は年間2~3万円程度、預金口座と事前に審査がある、銀行の利用貸金庫数には限度がある。
全自動型貸金庫 : 契約者が専用の個室ブースに入り、そこにある端末で指静脈認証や暗証番号の入力、金庫室の中から契約者の貸金庫が、レールに乗って個室ブースに届き、ものを出し入れする。
半自動型貸金庫 : 契約者が一人で金庫に入り、専用のカードと暗唱番号などにより、金庫の中のものを出し入れする。 
手動型貸金庫 : 利用者と金融機関側とがそれぞれで貸金庫の鍵を持っているタイプの貸金庫。契約者に金融機関の人が同行し両方の鍵を使って金庫を開けて、ものを出し入れする。